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一般派遣と特定派遣(ソフトウェア開発の派遣法) 投稿:

ミナミです。

今回は、一般派遣と特定派遣の違い、また派遣法についての勉強投稿にしま〜す。

堅い内容を堅い口調で書くとしんどいので、いつもとは口調を変えて、ラフに書きます。

また、派遣法はコロコロ内容に変更が入りますので、日付が大事です。
この記事は2013年11月末に書いた内容です。

さーて、一般の方からしたらIT営業ブログが、何故このような派遣についての投稿かと疑問に思う方もいるかもしれませんが、以前にIT業界の構造を記事にしましたが、非常に派遣契約が多い業界だからです!

但し、一般の方が一番にイメージする派遣とは、ちょいと違ってたりします。
一般の方が最初にイメージするのは、一般派遣と言われる登録スタッフを派遣するものでしょう。
派遣切りなどでよく取り沙汰されるのが、この一般派遣です。
勿論、IT業界にも一般派遣はありますが、それよりも多いのが特定派遣です。

知らない方は「何々、派遣には種類があるの!?」と思われるでしょう。
そうです!派遣には一般派遣と特定派遣と紹介予定派遣の三つがあります。
大きく何が違うかと言いますと、一般派遣が登録スタッフをお客様先に派遣するのに対し、特定派遣は自社の社員をお客様先に派遣するのです。
特定派遣の場合は、所属元の社員ですので、お客様先のプロジェクト終了し派遣契約が満了しても、所属元の社員ですのでお給料は出ます!!!

ただ、一般派遣の場合は次のお仕事がなければ「はい、さよなら〜」と、悪い言い方をすれば使い捨てです。
※ 一般派遣の全てを批判している訳ではありません。良いところもありますが、今回は長くなるので割愛します。
特定派遣が何たるかは、別のサイト「特定派遣プチ講座」に譲ります。

さて、ここからは一般派遣と特定派遣についての派遣契約についてのお話を書きます。
もちろん、一般であろうと特定であろうと派遣と名がつく以上は派遣法が適用されます。
ただ〜し、違いはあります。
意外にも、IT営業マンで自社のエンジニアを派遣契約でお客様先のプロジェクトに参画させていても、基本的な派遣法だけを学び、適用除外項目を知らない人がたくさんいます。

ちょっと話が飛びますが、皆さんは日雇い派遣という言葉をご存知ですか?
一時期、ニュースでよく見かけましたね。
一日であったり数日であったり、短期間の派遣のことです。
実は私も昔、日雇い派遣には数回ですが、お世話になったことがあります。
一日、工場のラインに立ち、梱包してたり不具合がないかチェックしたりします。
かなりの肉体労働でした。
そして一日が終わると6000円なり7000円なりと、その日の労働分が支払われます。
これはこれで世の中を知るための大事な経験になったと思っていますが、まぁ、一日が経つのが遅いこと。
肉体を使った単純作業で、疲れるわ時間が経つのが遅いわ最悪でしたが、ただ一日我慢すればちょっとした小遣いが入るや、手っ取り早く今を凌ぐには当時は最適な方法でした。
絶対に社員にはなりたくないと思いましたが!!!

さて、その日雇い派遣が2012年10月1日より禁止されました。

日雇派遣(日々又は30日以内の期間を定めて雇用する労働者派遣)の原則禁止(適正な雇用管理に支障を及ぼすおそれがないと認められる業務の場合、雇用機会の確保が特に困難な場合等は例外)

要は、30日以内の契約が結べないのです。
これは短期の派遣形態を減らし、正規雇用を増やす目的で作られた施策でしたが、、、、結果は逆でした。
短期的に人出が必要な企業は人出不足に困り、目先のお金なら動く人、また短期的になら働ける人なども職に溢れることになり、結果、悪徳な裏をかいた契約形態の仕事増え、よりダークな派遣擬きが増えてしまったのです。
政府もあっちゃ〜と思ったのか、施行から1年で日雇い派遣「解禁」の動きがありました。
「日雇い派遣原則禁止」を見直しへ 規制改革会議
迷走を深めた派遣をめぐる法案改正議論
私は日雇い派遣を利用したことがあるから分かりますが、日雇い派遣はどんな仕事内容のものが多く、どんな人が集まり易いか、そしてどんな気持ちで働いているか実際に幾つか体験したら自ずとどうなるか答えは分かりそうな気がします。

ここまで書きましたが、ソフトウエアの開発業務、また特定派遣は実は日雇い派遣禁止については関係なかったりしちゃいます。

以下、以前に私がお客様から質問を受け、メールでご回答した一部抜粋です。
まず、一般派遣は別ですが、弊社などの社員を派遣する特定派遣での契約の場合、
本人が先30日以上の会社で雇用が約束されていますので日雇派遣30日以内には適用されません。
(派遣法改正についてのセミナーより)

また、そもそも以下の厚生労働省のページに記載がありますが、
ソフトウェア開発の業務自体が適用外になりますので、
30日の縛りを考えずにご契約を結ぶことが可能です。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/01-1.html

はい、日雇い派遣禁止は関係ありませんでしたね。

ということで、一部の知識だけを齧った「日雇い派遣禁止に引っかかるので2週間だけの延長はできません。1ヶ月の契約にして下さい。」という無知な交渉はやめましょう。
派遣について何も勉強せず、また何の情報もウォッチせずに働くのは、いつの間にか派遣法が変わり、法律に違反する結果になっている可能性もあります。

特定派遣と一般派遣の違い、日雇い派遣についてここまで書きましたが、最後に、私が本日時点(2013年11月)で気になっているニュースについて述べましょう。
厚生労働省は2013年11月5日、「特定派遣事業」を廃止し、すべての派遣会社を許可制の「一般派遣事業」に移行させる方針を固めました。
そしてその中にある、以下の文言が非常に気になったのです!!!!
特定派遣事業が廃止されれば、すべての派遣業者は一般派遣事業の許可を取る必要がある。2000万円以上の資産規模が求められるほか、5年ごとの更新となる。行政の指導が入ることで、業界全体の信用向上につながることが期待されている。

オイオイオイオイ、資本金1000万円のソフトハウスがどれだけ多いか分かってるのかな~~???
小さいシステム会社は潰れろってことかな・・・・とも読み取れてしまう文言です。
(私の勤める会社は資本金2000万円以上なので一般派遣を取り直せば問題ないっちゃないですが・・・・うーん)
お偉い方々の考えることは分かりません。日雇い派遣と同じにならないことを祈ってます。

とまぁ、ここまで書きましたが派遣法をきちんと勉強していない、また新しい情報収集をしていない営業さんがIT業界に多いこと。
この記事を読んでドキッとされたIT業界に勤める営業さんがいましたら、これを機会に勉強しては如何でしょうか。

本日も、最後までお読み頂きありがとうございます。
前回のココロの投稿にもありましたが、当ブログが不定期投稿になりました。
ただ、閉鎖はせずにボチボチ更新はしますので、今後とも宜しくお願い致します。
ミナミとココロは書籍執筆の夢に向けて突き進んでいきます!!w

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IT業界の構造と営業の仕事内容(SES/派遣営業) 投稿:

ミナミです。

システム会社営業職の求人情報を見るとSES/派遣営業というキーワードをよく見かけます。
今回はシステム開発に関わる営業職の方には当たり前の話であり、どちらかと言えば、IT業界に興味がありシステム開発に関わる営業職を、これから考えられている方に向けての投稿になります。


さて、IT業界(システム開発限定)の中で一番多い営業マンは、派遣契約や準委任契約等でエンジニアの常駐先を探す営業マンだろう。
IT業界の営業と言いつつも、提案書なんて作ったことがないという方がどれだけいるだろうか。
ただ、これはIT業界の構造上、致し方ないことである。

以下、簡単な算数の問題だ。解いてみよう。
(算数が苦手な方は頭が痛くなるかも知れないが許して下さい。)

システムを導入したいと考えている会社がある。
そこに、メーカーやITベンダー、SIやパッケージ会社がお客様の要件を聞き企画書を作り提案を行う。

例えばITベンダーの企画書が通り、それが5億円で受注できたシステムだったとする。
そしてITベンダーには自社では2億円分を開発できるだけのキャパシティしかなかったとする。
残りの3億円分のシステム開発は、1億円ずつ3社のSIに発注することに決めたとする。

ITベンダーの2億円の作業分では20人のエンジニアが必要だったとする。
ITベンダーが自社の社員を7人しか用意できない場合は、派遣契約などで13人の外注エンジニアが必要になる。

また、SIもそれぞれ1億円の作業分では10人ずつエンジニアが必要だったとする。
それぞれのSIが3人、4人、2人と自社の社員を割り当て、残りの足らない枠をこちらも派遣契約などで外注エンジニアで補ったとする。
すると3社SI分を合わせて外注エンジニアが21人必要になる。

外注エンジニアに関しては、各ソフトハウスが1社につき平均2名ずつ派遣でITベンダー、SIのプロジェクトに出したとする。

さて、競合の営業マンなどは考慮せず単純な計算として、成果を出した営業マンは何名でしょうか。
以下の分類で答えよう。
①システム導入を考えている企業に対し企画提案書を作り受注した営業マン
②ITベンダーから資料(企画提案書、設計書等)を貰い、受注した営業マン
③ITベンダー、SIにエンジニアを提案し、契約を結べた営業マン

答えは①は1人、②は3人、③は17人である。

単純な計算だが、IT業界の構図の本質を捉えていると思う。

企画提案書を作った営業マンが1名に対し、そこから一部を請負で受注した営業マンが3名、エンジニアを派遣契約などで提案する営業マンが17名である。
案件の大小はあるが、この結果からも、企画書を作ったり企画書を読んで見積もったりと請負開発での営業よりも、エンジニアの人材営業の方が多いことが分かる。

これが俗に言う業務内容にSES/派遣営業と書かれている求人の営業マンの仕事内容だ。
十中八九、間違いないだろう。

さて、ここからはSES/派遣営業の仕事内容を公開しようと思う。
未だ嘗て、私はサイトやブログでどんな業務のリアルが書かれているものを見たことがない。

さて、書こう。
先ずは、外注エンジニアを募集する会社が下請け企業(業界ではパートナーまたは協力会社と言う)に募集の概略を伝える。
メールの例を書くと、以下になる。
———-
 案件内容:WEBシステム開発
 必要スキル:言語)Java、DB)Oracle、フレームワーク)Struts
  ※ 4年以上の経験がベスト
 フェーズ:詳細設計~テスト
 作業場所:新大阪
 開発期間:10月~12月末
 募集人数:2名
———-
内容から10月から開始の募集と分かるので、9月末終了のプロジェクトで稼働しているエンジニアがいないか確認し、いたらお客様に経歴書orスキルシート(個人情報は削除)をお送りし、エンジニアを提案する。

そして、上手くお客様と契約が結べたら、そのエンジニアは上記のプロジェクトに10月から参画することになり、営業マンは契約を取れたことになるのだ。

サラッと書いたが、何だか簡単そうに思えないだろうか。
実際に不動産、保険、物販の営業よりはハードルが低いと思う。

実際にお客様もプロジェクトを成功させるために外注のエンジニアを探しているので、事務機が既に設置してある会社に事務機を売りに行くより簡単だろう。

ただやはり、「入社して半年、契約が一つもとれません」など、結果が残せずに退職していく方も多いのも事実である。

お客様も人である。信用と信頼がある営業担当者から順に声を掛けていくのは必然であり、信用ならない営業には声をかけない。
この営業の仕事のポイントの一つは、どれだけ先方から信用と信頼を得れるかだろう。

また、もう一つのポイントが、どれだけエンジニアから信用と信頼を得られるかも必要ポイントだ。
エンジニアから信用がない営業マンは、やはり次の案件(常駐プロジェクト)を見つけてきてもエンジニアから無用な抵抗に遭う。

この営業は、物を売る営業ではなく人を動かす営業だ。
物ではなく人である以上、『心』がある。
人から信用と信頼が得られない営業は、実績を残せないだろう。

因みに、私は①~③の営業は全て行う。
企画書を作ることもあれば、お客様が作った提案書や設計書を読んで(もちろんエンジニアの協力も仰ぎます)見積書を作ることもあれば、特定派遣(一般派遣は私はやりません)で自社の社員をお客様のプロジェクトに常駐させることもある。

偶に、この業界を知らずに面接に来られた方が、「企画書を作ってシステムの提案を行いたいです」や、ソフトハウスの営業になりたて方(特に契約を取れていない方)が「こんな営業をするためにこ転職したんじゃない」と愚痴をこぼす人がいる。

請負の営業がしたいと思うのは良いことだが、例えば、請負で持ち帰りで受注するとしても、一度、客先にエンジニアが常駐して実績を積んで、一部を切り出して持ち帰りで請け負う方法などもあることを分かって言ってるのか不思議になる。

ITに関わる営業でプロジェクトこど人を動かさない営業をしたいのなら、

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今さらながらメールの話 投稿:

おはようございます!ココロです。

いつもご愛読頂きありがとうございます。

先日終戦記念日でしたね。

毎年この時期には必ず終戦記念ドラマや特集が組まれていますね。

僕たち世代はまったくその事実を知らない。

ですので出来る限り見て感じる事にしています。

最近とは言えませんが少し前にそういう類で言えば

本屋大賞に選ばれた「永遠のゼロ」は一気に読んだ記憶があります。

涙が止まらない、僕たちはなんて裕福なんだろうと再確認しました。

こんな暑い日にはエアコンの効いた部屋で読書なんかいかがでしょうか。

そして暑い夏はまだまだ続きます。


さて本日はメールの使い方やそれにまつわるエピソードをお話をしようと思います。

メールは現代ビジネスにおいて欠かせないモノだと思います。

私は会社を1日休むとメールの発掘と整理で

おおよそ午前中がつぶれるようなそんな感じです。

ここでメールの使い方を話しても仕方ないので

私の経験からメールに関する上司とのやり取りのエピソードと

お客様とのやり取りで活用している内容をここでは書きます。

~上司編~

当時の上司は本当によくメールをなくすというか

送っても大半読んでいない事がしばしば。

例えばPT会社様からエンジニアさんの提案があった際に

上司が探しているスペックの方がいらっしゃたりすると

転送してお知らせしていましたが、大半がすぐに読まれずに

翌日くらいの対応になったり、ひどい時は2日くらいしてから

その話があがってくるような方でした。

せっかく優秀な方をPT様からご提案頂いているにも関わらず

他社様で先に決定してしまうなど弊害もたくさんありました。

そこでまず上司とこの件についてミーティングを行い、

なぜメールが行方不明になるのかなどを話し合いました。

実際に使っているメーラーの中身を見せてもらったら謎は解けました。

仕事以外のメールで溢れている。。
※1(ゴルフ場からの案内や、IT系商材の宣伝、ビジネスホテルやどこから来たのか謎の出会い系など。。)


関係各部署からのCCメールがやたらに多い。
※一人で何役もこなしている方だったので仕方ありませんが。。


意味のないメールもそのまま残してあるからノイズが多い。

まずアドバイスしたのは、

・仕事以外で会社のアドレスを使わないようにすること。
※1は別のアカウントを取ってそれで対処したほうがいいとアドバイス。


・私からのCCメールは極力減らし口頭で伝えるようにする。

そもそもCCメールは言ったか否かを証明する為に使用している事が多いと思います。

そもそも読まれていなかったりするようであれば送ってないのと同じなので

いっその事本当に重要な事以外では使わないようにしました。

それでも必要がありCCメールを使用した際は、送ってある事を口頭でお伝えする。


このデジタル時代の対応とは思えないですが

個別でITレベルを測ったりして、その方にあった方法を模索するほうがいいです。

あとはPT様からエンジニアさんをご提案頂いている場合は

題名に「【△〇㈱様からの提案】 JAVA SE 30歳男性 南海岸和田駅 希望金額70万」

といったようにタイトルだけで何かが一目でわかるように

一行書き足すようにして転送するようにしていました。


それまでは文章に詳細を書いていましたが埋もれるとまったく意味がないわけで、

これに変えてからはほとんど漏れがなくなりました。

アナログですが、お互い営業で外に出ているわけで顏を合わさない日もあります。

重要なメールを送っている際は読んでもらえてると勝手に思いこまず

顏を合わした際に声をかける、会わないのであれば電話で伝える、

面倒な事ですが少しの工夫で格段に効率があがります。

同じような経験をされている方はきっといらっしゃると思います。

とどのつまり、いかに同じ情報を共有できているか、

その為であれば方法はなんでもいいのです。

思い当たる方は是非工夫してみてください。


~お客様へのメール~

これはずっと実践してきている事ですが

事前にアジェンダをメールでお送りしてから

ご訪問させて頂く事をやっています。
※すべてではありませんが、かなり多いです。

意外に周りの営業さんに聞いてもやっていない方が多いですが

特に多忙なお客様だと話がスムーズで気持ちよく訪問できます。

ただやはり定期訪問のようなアポイントだと事前にアジェンダを

用意する事が難しい事もあります。

そんな時でも必ず何か書くようにクセづけるようにすると

訪問時に話す内容が何か見つかります。

簡単でシンプルな事なのですが、すごく効果があり

お客様にとっても自分にとってもすごくプラスになるメールです。

サンプル風に書いておきます。

◇訪問時のアジェンダ
・下期の動向(特に受託案件について)
・弊社のアサイン状況
・ご紹介のお願い


普通の挨拶や時間の確認後にこういう文章を付けています。

訪問時にどういった話に展開していくかはまた別の投稿であげようと思います。

上記のように話す内容を決めて訪問すると聞き忘れもありませんし

何よりお客様のほうも訪問時までに話す内容を考えていてくれるので本当に合理的です。

簡単にさらっと書いた内容なので物足りないところもあるかもしれませんが

本日はこのあたりで失礼致します。

本日も最後までお読み頂けたコト感謝致します。

また来週の投稿を楽しみにしていてください。

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ITエンジニアと鬱病(プログラマ、システムエンジニアと心の病) 投稿:

ミナミです。

今回の投稿は、業界外への人やまだIT業界で働き出して間も無い方に向けての投稿です。

IT業界に長くいらっしゃっる方なら日頃から感じている話でしょう。


IT業界は異常なまでに鬱病(自律神経失調症)の方が多い。

契約数からの確率論もあるが、私は今年に入って半年で既に数件、鬱病(自律神経失調症)に付随するアクシデントを対処してきた。

ベテランの営業や開発マネージャーは、この手のアクシデントをトラブルとは思わず、業界的によくある事と思い調整事として処理できるだろう。
それほどまでに、鬱病が多い業界なのだ。

それには幾つかの理由があると私は分析する。
1.労働時間
昔よりは、法令遵守が厳しく言われ、36協定が大事にされるようになっているので、むちゃな残業は減ったのは確かだ。
それでも納期前でプロジェクトが上手くいってなければ、高残業になるのはIT業界の定めだ。俗に言う火事場プロジェクトだ。
終電帰りの連続や休日出勤、最悪は会社への寝泊まり。心身を休める間も無くストレスだけを溜めると、どうなるかはを火を見るよりも明らかだ。
ただ、一部のゲーム業界ではIT業界以上の話を聞く。

2.身体を動かさない
ITエンジニアの中でも特にプログラマーと言われる方々は、朝から晩までパソコンと睨めっこで体を動かすことがない。
運動でホルモンバランスが整えられる。人として身体を動かすことは必要なのである。
※ 鬱と運動の関係を知りたい方は[うつ病 運動]でググれば幾らでも情報は出てきます。

3.プレッシャーに弱い
ITエンジニアは他の職種よりも、学生時代にクラブ活動を通し先輩後輩の縦社会や勝負の世界を経験している人が比率的に少ない。帰宅部で家でゲームばかりしていても鍛えられない。やはり社会人に入るまでの経験で、打たれ強さが変わってくるのは事実である。

4.過度なプレッシャー
システム会社の下請け企業は、納期と品質が絶対と言っていい。バグを出してはならないというプレッシャーと納期には必ず間に合わせないといけないという過度なプレッシャーが掛かる。私の場合は無理と判断した段階で交渉で対処するが、何としてでも間に合わせなければと考え背負い込んでしまう「責任感が強い」エンジニアに限って、プレッシャーに潰れ鬱になることが多い。

5.将来への不安
プログラマの方は、潜在的に「40歳、50歳になってもエンジニアを続けていけるのだろうか?」「次のプロジェクトはやばいプロジェクトではないだろうか?」など先への不安を抱えている場合が多い。これだけが原因で、鬱になる場合は少ないが、将来への不安とと他の原因が合わさって鬱になる方は少なからずいる。

6.仮うつ病
IT業界に鬱病が多いことを逆手に取って、傷病手当金目当てで鬱病のフリをするエンジニアが少なからずいる。
医者もIT業界に鬱病が多いことが分かっているので、精神的にまいっているフリをすれば、簡単に診断書を出して貰える。
本人としては、楽して上手く稼いでいるつもりだろうが、長い人生の中、どれだけの損をしているのだろうか。一時のお金でどれだけの物を失い、傷病手当金が切れた後は、生活保護で暮らすのだろうか。
これ以上は、言わないでおこう。

以上6つが私の分析結果だ。

さて、ここで一つエピソードを紹介しよう。
(本人の了承を得ています。)

営業中、移動で外を歩いていると電話が鳴る。
社員のエンジニアからの電話だった。
電話に出ると「やばいんです。ふと、窓を見ると、そこから飛び降りたら今より楽になれるかなと思い、窓から飛び降りるイメージが見えるんです。」
それも真剣で、冗談を言うようなキャラでもない真面目なエンジニアからだ。

お客様と相性が悪いのは知っていた。本人も今の現場を抜けたいと言ってたのは聞いていた。
ただ、リーマンショックの後で開発案件も少なかったので、我慢してそのプロジェクトに入ってもらっていた。


さて、ここから皆さんならどう返答し、調整するだろうか。

凄く真面目で、頭も良い優秀なエンジニアだ。
そして、今でも私と一緒に働き、活躍してくれているエンジニアである。

鬱や鬱の手前で精神的に病んでいる場合は、こんな電話が掛かってきたり、いきなり出社しなくなったりする。

但し、きちんと対応すれば回復し、現場復帰できる場合もある。

私の数字で言えば5割だ。鬱病と診断され現場復帰し、その後活躍してくれているエンジニアが半分、残り半分は傷病手当金をフルに貰い、その間で復帰できず会社を去っていく。

また、対応を何度もしていると、私自身の対応方法もパターン化されてくる。
勿論、詳細を述べると個別で違うが、大枠の流れは似ている。

1.本人と話し、質問を投げかけながら何が原因か探る。と同時に、直ぐに病院に診察に行くように言い、診断書を貰うように指示する。

2.本人と話し終わると直ぐにお客様にアポイントを入れ、その日のうちにお客様に説明するようにする。
診断書が出てから連絡しようなどと悠長なことを言っていると痛い目にあう。診断書に「1ヶ月、業務禁止」と書かれたら、翌日からそのメンバーは出社できないのだ。

3.更に同時に、そのエンジニアが抜けることになった時の代替えメンバーの手配にも動き、お客様への迷惑を最低限にとどめるように考え動く。

4.病院に行った後は、一週間に一度ぐらいのペースで通院することが多い。通院後、毎回、電話で話し状況をなるべくお客様に報告する。

※ 大枠の動きであり、個々の症状や状態、お客様の状況で対応方法は変わります。


真面目で責任感が強いメンバーが鬱の症状が出た場合、これらの対応をする時には、いったん私が全て対処するところを背中で見せ、自分で全て抱え込まなくても大丈夫なんだという「安心」を与えることと、過度なストレスの根本的除去に努める。

但し、仕事だけでなく家庭が上手くいっていないなどのプライベート的な要素も含まれ、複合的原因がある時は厄介だ。
その場合は、一通り原因は聞きとるようにするが、対応は業務での範囲内に留めるようにしている。

私が対処をいったん全て引き受け、背中で安心を語ると書いたが、この時、逆に、「頑張れ!」何て言葉を決して使ってはならない。
頑張りたくても頑張れなくなって電話を掛けてきたのに、うつ状態の時に頑張れと言うと更に酷いことになり二度と頼ってくれなくなるだろう。
凄くデリケートな問題だ。

やはり、こういった対応は非常に大変である。ただ、お客様にも本人にも誠心誠意、心を持って対応すると、その後、応えてくれることがあることを私は知っている。

これからも私がこの業界で働く限り、相手のことを本気で思い考え誠心誠意、対応を続けていくだろう。

本日もお読み頂き、ありがとうございました。

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2重派遣についてのエピソード 投稿:

おはようございます!ココロです。

いつもご愛読頂きありがとうございます。

先日通勤時にふと思ったのですが

昔はいくら夏が暑いといっても朝くらいは

涼しかったような。。って思いました。

昨今は朝から不快指数Maxですよね。

いや~本当に過ごしにくい気候になりましたね日本は。


さて、本日は2重派遣についてです。

最近私の周りでよくこの話題が持ち上がっています。

この1年足らずの期間に東海地方(愛知・岐阜・三重など)で大規模な

2重派遣の摘発があり、私も名古屋のある会合に参加させて頂いていることで

詳しい話が聞けましたが、なかなか巧妙に仕組まれていたりします。

ニュースでも二重派遣されていたIT技術者は約170人に及んでおり、

「過去に例のない規模」(労働局)という内容が出ていました。

法律のコトをここで考察出来るほど詳しくないので

エピソードを中心に取り上げようと思います。


ここで2重派遣について説明しようと思いますが

説明はネットで検索したら山ほど出てくるので

下記のページを流用させて頂きました。

2重派遣の禁止についてのページ

ざっくりとした話になりますが

労働基準法で中間搾取いわゆるピンハネは禁止と書かれています。

※難しい内容の条文みたいなのがズラズラと書かれていて
読むのもしんどいです。。

※そもそもその中間マージンの利益だけで成立しているような会社は
ゴロゴロありますが、それはまたの機会に。

比較的ライトなページを選びましたのでこちらを参考にしてください。

中間搾取の排除についてのページ

愛知労働局から発表されている資料はこちらです。


ここからのご説明で必要な最低限の関係だけこちらで説明しておきます。

A社→就業先(例えばメーカーとか)

B社→中間搾取する会社

C社→派遣労働者が所属する会社

契約形態のどうやこうやは今回は置いといて

この業界は1次請け、2次請け、3次請けとヒエラルキーがある程度

出来上がっています。当然その商流の上のほうにいけば

対価として得る金額も相対的に上がります。

なのでどこの会社さんも1つでも間の会社を減らして

商流を上げていきたいのですが、なかなかそうは問屋が卸さなかったりします。

それが今回事件の一番の根幹の問題のような気がします。

大きな会社さん(メーカーなど)がなかなか取引口座を作ってくれない。

よくある話です。

そうなると会社の規模が小さかったり、諸事情で大きな会社さんと

口座を持てない会社はどうしてもどこかのアンダーに入るしかありません。

そんな中でそれを逆手に取ってた会社が、今回は大がかりな偽装が発覚したワケです。

私が聞いた話で一番驚きだったのは

C社のエンジニアさんは当然C社の社員さんなので

C社の社会保険証を持っていて、社員証なども当然C社のモノを

持っているはずなのに、

A社にバレないようにするため、B社の社員であるとの証明をするために

B社の社員証をわざわざ偽造したり、

また社会保険番号を記載する書類にも堂々と

B社に登録してある番号をそのまま記載したりしていました。


確かによく考えればA社はその番号を社会保険庁に

問い合わせても個人情報の塊だから教えてもらえるコトはない。

そういう読みだったんでしょうね。それについては長年バレずに

やってこれたのがすごいです。

また今回驚きの見解を労働局が出しているという話を聞きましたが、

もしB社が利益なしに2重派遣をしていた場合は

雇用を守ったという点で、注意勧告だけでお咎めなし
という

そういう話もお聞きしました。

しかし利益なしに2重派遣するような会社はきっとないでしょうし、

現実的にあり得ない。机上の空論でしょうね。

今回の件を受けて思いましたが

「天網恢恢疎にして漏らさず」と表現したいところですが

これは氷山の一角にすぎません。

これからもまだまだこういった問題で摘発される会社が

出てくるコトは間違いないでしょう。

私は仕事がら大阪、名古屋、東京とお話を聞く機会に

恵まれてこういった話を近くで聞くコトができるので

思うコトや感じるコトが多いですが

私の地元である大阪がこのあたりの問題について意外に無頓着だと感じています。

当然名古屋は近々でこういう問題があったので

かなりの意識を持ってチェックなどいろいろな方面で

対策を打たれていますが、私の知る限り大阪のソフトハウスは

意外とこのあたりの問題に横着な気がします。

飽くまで私の主観ですが。。

また今回の一連の内容でここでは書けないような

内容の噂話も聞いています。

ご興味のある方はまたお会いした際にでも気軽にお聞きください。


本日も最後までお読み頂けたコト感謝致します。

また来週の投稿を楽しみにしていてください。

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